おもしろ理科先生としての初めての講座を実施してきました。

7月6日(本日)、地域のイオンさんに「おもしろ理科先生」としてのご依頼をいただき、かがく教室を実施してきました。

おもしろ理科先生事業は、茨城県の教育委員会が運営している地域貢献活動で、企業や大学の研究者や教員、そのOBOGが登録し、地域の子供に科学の面白さを伝えようという活動です。

この度 縁あって、イオンさんにお呼びいただき、紫外線についての講座をしてきました。授業では、紫外線の仕組みについて化学的(化学者である僕ならではの化学構造と紫外線の関わりについての講義です)な観点から解説したあと、紫外線量を調べるブレスレットを作成しました。

あいにくの曇り空で、紫外線が弱いことが懸念されましたが、外に出て実験、というタイミングで晴れ間がのぞき、非常に強い紫外線を観測することが出来ました。各々がおうちから持ってきた紫外線防止グッズが、きちんと紫外線から自分を守ってくれるかどうかも確かめることができました。

紫外線で色が変わるブレスレットを作るだけだと芸がないので、発展的に、紫外線がどの程度強いかを測ることができるスケールも作成しました。色というあいまいなものを定量化するための工夫です。この考え方は自由研究に生かせるのではないかと思います。

参加してくれたお子さんたちは楽しそうにしていたし、ちゃんと勉強になる様な話もできたし(そしてそれをきちんと聞いてくれたし)おもしろ理科先生として記念すべき第一回目の授業は大成功だったのではないかと思います。
これからも、茨城県、とくにつくば周辺の地域からお声がけいただけば、喜んで講座をしに行きますので、ぜひご連絡ください。

何はともあれ、屋外に出た途端に、左手に付けたブレスレットがパッ!と変色した瞬間の子供たちのキラキラした目を見ると、やってよかったと心から思います。楽しかった~!

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